長期投資におすすめな介護テック関連株3銘柄

最強テーマ株
介護テックとは、「介護+テクノロジー」を意味する造語。厚労省の平成30年度介護保険事業状況報告(年報)によると、要介護・要支援認定者数は平成20年の467万人から平成30年には658万に増加しており、高齢者の支援や日常生活におけるリスクを軽減する技術だけでなく、介護者の負担を軽減するソリューションが求められています。高齢者向けに誤嚥予防や排尿予測、フレイルの予兆を検知する技術や、介護者向けに介護作業の負担を軽減するアシストスーツや高齢者の異常を検知し介護者に通知するシステムなどを開発する企業は新製品を続々と投入しています。成長市場に布石を打つことで、業容拡大へとつなげる構えをみせています。

注目は見守り支援と業務効率化支援

調査会社の富士経済は、介護関連製品・サービスの国内市場を調査「注目高齢者施設・住宅&介護関連市場の商圏分析と将来性 2021」にまとめています。このなかで、ITやAI、ロボティクスなどの最先端技術を活用した介護関連製品・サービスを対象とする介護テック関連については、「人材不足や業務過多、重労働といった課題の解決を目的に、介護テックの活用が活発になっており、長期的に市場は拡大が期待される」と分析。加えて、「基幹システムはタブレット端末を活用した介護記録のニーズの高まりや高齢者施設の増加により導入が進んでいる。このほか効率化支援システムや、RPAやAIによる自動化システムなども伸長が期待される」という。なかでも、注目市場として「見守りシステム」を取り上げており、施設用で2020年には2019年比18.3%増の71億円を見込んでいます。また、「業務効率化支援システム」についても2019年比15%増の23億円を見込んでおり、市場の着実な拡大を予想しています。

長期投資におすすめな介護テック関連株3銘柄

6629 テクノホライゾン
テクノホライゾンは、昨年12月に子会社が手掛ける睡眠見守りシステム「みまもり~ふ」が、コニカミノルタQOLソリューションズ(東京都千代田区)の介護施設向けサービスと連携したと発表。今回の連携により、介護施設入居者の睡眠状態や心拍数・呼吸数をリアルタイムに高精度で確認し、体調に合わせた適切なタイミングでケアが可能になるということです。このサービスは睡眠状態のデータを蓄積、解析することで、睡眠の改善に役立てられ、要介護者の睡眠の質の向上につながります。2022年3月期の営業利益は、前期比23.9%増の30億円と業績急成長トレンドが継続する見通し。2月には1000円近辺だった株価は上昇波動に乗り、年初来高値を更新。クラウド型授業支援ソフトのサービスを開始したのに加え、電子黒板「xSync Board」21年度モデルが7月中旬に発売予定にあるなど、「GIGAスクール構想」関連の一角としても注目されています。

時価総額278億円 現在株価1,318円

6298 ワイエイシイホールディングス

子会社ワイエイシイエレックスが、施設型見守り支援システム「介護ロボットMi-Ru(ミール)」を展開しているワイエイシイホールディングスにも注目です。利用者がベッドから離れようとした時に素早く検知、通知、モニタリング、声掛けをするシステムを展開しています。ワイエイシイHDは半導体関連事業を中核としていますが、5G関連やAI、IoT、EVといった時流に乗ったニーズを捉え、2022年3月期の営業利益は前期比2.2倍の16億円を計画しています。株価は5月13日に直近安値857円をつけたあと急速に切り返し、6月には年初来高値1334円に到達しています。

時価総額86.2億円 現在株価883円

7752 リコー

デジタルサービス企業への変身に向けた構造改革を急速に進めるリコーも、見守り分野に力を注いでいます。リコーはミネベアミツミと2018年に「ベッドセンサーシステム」の共同事業開発契約を締結していますが、今年3月にはラインナップを拡充し、ベッド脚下に設置するだけで参考体重を測定・離床アラームで見守る「ベッドセンサーシステム ベーシック」をミネベアミツミから発売しています。4月には、介護福祉施設の統合見守りシステム「リコーけあマルシェ」を提供開始するなど、介護福祉現場のDXを実現するソリューションの開発にも余念がありません。2021年3月期の連結業績は営業損益段階で454億2900万円の赤字となっていますが、2022年3月期は急回復に転じ500億円の黒字化を見込んでいます。こうした変貌期待を背景に株価は上昇トレンド。年初には600円台まで売り込まれた株価ですが、現在は1100円台まで上昇しています。

時価総額8,499億円 現在株価1,141円

まとめ

かぶたんで調べたところ介護テック関連銘柄は全部で14銘柄ありました。今回はその中から介護テック本命株として急騰しそうな3銘柄を紹介していきました。人材不足が深刻化するなか「介護テック」の活用で、これを乗り越えようとする動きが日本国内で加速しています。2025年問題が叫ばれるなか、危機打開の切り札ともいえる介護テックに株式市場でも注目が集まっていくことが考えられます。この機会にチェックしておきましょう。

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