急落した海運株大手3社の買い時を考える

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海運株株価急落

2021年驚異的な強さで上昇してきた海運株ですが、9月下旬急落しています。海運株大手の株価を見ていくと9101日本郵船、9104商船三井、9107川崎汽船、3社とも9月下旬以降わずか1週間足らずで高値から40%近くも下落しています。
小型成長株やIPO銘柄、新興市場銘柄のように値動きが荒い銘柄ならよくある話しと思いますが、この海運大手3社は、日本を代表する東証1部上場銘柄であり、また日経平均に影響を及ぼす日経平均株価採用銘柄となっている。
わたしもできる限り調べましたが、日経平均採用銘柄がこの短期間にここまで急落するのは本当に珍しいこと。なので今回の株価急落によってたくさんの個人投資家が大きな損失を被ったことが考えられます。テンバガーなど急激に上昇する株は必ず急激な下落を迎えている。実は今回の海運株の急騰から急落へ至る過程を見ていくと、非常に多くの気付きと学べることがあります。

それでは実際に海運株の買い時はいつだったのか、大損しないためにはどうすればいいのかについて見ていきましょう。

海運株はまだ買いなのか

当然のことですが、株で勝つためには「いつ買ったか」に大きく左右されることになります。
先程紹介した海運株大手3社である日本郵船、商船三井、川崎汽船は2020年3月にコロナショックで急落したときに安値をつけたあとに上昇を始めています。そこから1年半で商船三井は約7倍、日本郵船や川崎汽船は10倍以上にまで株価が上昇しています。
とくに2021年に入ってからは上昇のスピードが加速。そのきっかけになったのが、この海運3社が共同で出資している共同事業会社オーシャンネットワークエクスプレスという会社のコンテナ船事業の急速な利益拡大が大きなきっかけとなっています。なぜ利益拡大したかというと、コロナの影響で巣ごもり需要が拡大、Amazonを代表するネット通販を使う人が増えて世界的にも物資の輸送が活発化してコンテナで運ぶ量が急増したことが背景にあります。

海運に関しては、船舶不足を解消するために新たに建造も進めているということですが、早くても2年〜3年はかかってしまう。船が足りないので運賃が高騰、これからも当分は船が足りないので運賃がどんどん高騰していって船の会社は大幅増益予想となっているのが現状です。
その結果、海運業は東証33業種中上半期は株価上昇率1位となっています。

もしも会社四季報を熟読している人がいて、業績の変化に気づくことができれば、2020年の底打ち近辺での買いができたのかもしれませんが、それが厳しくても2021年に入ってからであれば買うことは十分可能であったと思っています。わたしは能力がなかったので買えていませんが、有名な投資家の井村さんは早い段階からマークしていたようなのでさすがとしか言いようがありません。投資家でいうと資産50億投資家のテスタさんも9月時点で海運株をおすすめしていたので、注目度が高いことは間違いありません。

結論として、海運株は短期中期的には買いだと思っています。長期的におすすめしない理由として、急騰した株は必ず急落する運命をたどっているからです。あと2年〜3年は業績とともに株高が期待できますが、長期保有で放置すると必ず急落の損失を被る。
過去にテンバガーを達成した銘柄、直近で急騰した銘柄、見ていくと本当に良い銘柄というのは業績に連動してじわりじわり上昇している。日経が暴落してもしっかりと株価を戻してくる。しかし短期間で急騰する銘柄は短期間で急落する可能性を秘めている。わたしはそんなふうに考えています。

それでは紹介した海運株大手3社について個別に見ていきましょう。

海運株大手3社

9101日本郵船

海運大手3社の一角で海運が主力ですが陸・海・空運を統合した総合物流企業を志向している。子会社の日本貨物航空(NCA)で航空機を保有して空運を手掛けているほか、航空貨物フォワーダー(貨物利用運送事業者)大手の郵船ロジスティクスを傘下に保有している。1885年に設立、前身は郵便汽船三菱となっている。株価を見ていくと、年明け1月4日につけた2,345円年初来安値から一気に上昇。9月27日につけた11,300円が年初来高値となっている。過去を振り返っていくと、今までで大きな上昇を見せたのが3回、10年以上の間隔を開けて上昇している。過去の上昇を見ても数ヶ月から1年程度の上昇ではなく、2年から3年は上昇が続いていることがわかる。直近の日本郵船に関しても直近高値を超えるかどうかはわかりませんが、このまま年末年始、3月本決算に向けて急降下していくことは考えにくいとわたしは思っています。

時価総額1兆2,737億円 現在株価7,490円

9104商船三井

海運大手3社の一角として鉄鉱石や石炭などを運搬する大型バラ積み船や原油タンカー、プロダクトタンカーなど幅広く手がけており、自動車船では世界最大規模を誇っている。船隊規模は日本郵船と互角。前身は1884年設立した大阪商船となっている。株価を見ていくと、1月28日に2,710円の年初来安値から一気に上昇。9月27日につけた10,060円が年初来高値となっている。過去を振り返っていくと、日本郵船と同様過去に3回大きな上昇を見せている、商船三井に関しては、過去の最高値も超えていないため上昇余地があるとわたしは考えています。

時価総額7,829億円 現在株価6,490円

9107川崎汽船

“K”LINEブランドで有名な海運大手3社の一角。電力炭船に強く、バラ積み船や自動車船、LNG船など幅広く手がけている。運賃変動が大きいコンテナ船は日本郵船、商船三井と2018年に事業統合しており世界有数の規模のONE社が発足。傘下に東証2部上場の川崎近海汽船を擁しているほか、倉庫や陸送も展開している。1919年に現在の川崎重工業による現物出資で設立。株価を見ていくと、1月27日に1,779円の年初来安値から一気に上昇。9月27日につけた8,770円が年初来高値となっている。過去を見ていくと、日本郵船、商船三井と同じように過去3回大きな上昇を見せている、川崎汽船は過去の最高値も超えていないため上昇余地があるとわたしは考えています。

時価総額4,688億円 現在株価4,990円

まとめ

日本郵船(9101)と商船三井(9104)、川崎汽船(9107)の海運大手3社はまだ安い。国内最大手郵船の株価を見ていくと10月12日から3日連続下げており、TOPIX業種別指数において海運業は全33業種中で値下がり率トップとなっています。大手海運3社については、商船三井は10月29日、郵船と川崎汽は11月4日にそれぞれ2022年3月期の第2四半期(21年4~9月期)決算発表が予定されていますが、今期3度目となる収益と配当予想の上方修正への期待感が強いため一層の株高も期待されています。

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