未来の主食になる昆虫食産業関連注目2銘柄

最強テーマ株
日経平均株価は岸田ショックの影響で続落。先行き不透明感から海外投資家が日本株を売っています。わたしもポジションを減らしています。見えない相場でリスクを取って戦うのも手ですが、わたしは退場しないように過ごします。本題に戻ります。今回は2025年には1000億円規模へ、右肩上がりで成長を続ける世界の昆虫食市場について関連銘柄とともに紹介していきます。

昆虫食産業の現状

日本能率協会総合研究所によると
<昆虫食市場概況>
・2025年度世界の昆虫食市場は約1,000億円となる見込み。
・昆虫食は生産時の環境負荷が少ないことから、環境意識の高い欧米を中心に注目を集める。
・伝統的な昆虫食に加え、昆虫の原型をとどめず消費者の抵抗感が少ない新製品の開発、販売が進む。
・EUでは2018年に食品としての承認を受け、市場の拡大が予想される。
・食用昆虫の養殖に注力する企業が増加し、価格の低下、昆虫食の更なる普及が見込まれる。

昆虫を食べる習慣は古くからアジアをはじめとする世界各地にみられ、日本でもイナゴの佃煮や蜂の子などが伝統食として残っているが、2013年に国際連合食糧農業機関(FAO)が発表した報告書をきっかけに、食品としての昆虫の活用が世界的に注目を集めています。

FAOによると、2050年には世界人口が90億人を超え、食糧危機が深刻化するとしている。昆虫は、タンパク質などの栄養素を豊富に含むこと、養殖に必要とされる土地や飼料が家畜などに比べ大幅に少なく環境負荷が小さいことから、人間にとって重要な食物になる可能性があると示唆されています。

個人的に思ったこと


今の世の中はモノにあふれている、需要する人よりも供給量が上回っていて飽和状態あるのになんで食料危機になるの?と思ったので調べてみました。

世界人口は現在の77億人、今後30年で20億人の増加となる見込み。様々な原因はありますが6億9,000万人の人々が今日、飢餓に直面しています。


なぜ食料危機なのか。
理由は食料アクセスの欠如によるものが大きい。所得が下がると、送金がなくなり、場合によっては食料価格が上がります。深刻な食料難の影響を既に高いレベルで受けている国では、それはもはや食料アクセスの問題というだけでなく、しだいに食料生産の問題となっている。


人口減少の日本ではどうなのか
どこに住んでいても24時間あいているコンビニがある現在の日本において、食糧危機など感じることがない。しかし地震や津波など災害に面した場合すぐに食料難に陥る。


それはなぜか。
物流などのインフラがマヒするから。飲み水を入手することも困難になる。今回のコロナ騒動ではマスク・消毒剤の買い占めでは一気に売場からなくなったのも記憶に新しい。今日の生活では想像できないことでも明日何が起こるのかは誰にもわからない。


日本の人口は1億2500万人。1億人しかいない場所に3億人分の量など用意しない。そもそも日本の「食料自給率」は低く、2020年のデータで約40%程。要するに食料の半分以上を輸入に頼っているということ。新型コロナウイルスに関しては全世界的問題であり、外国人の入国もほぼできない”鎖国状態”にある日本では、当然輸入食材を運ぶ、船便・空輸便にも影響は及んでいる。「ステイホーム」による影響でホットケーキミックスやたこ焼き粉がスーパーに入荷しないのもその例です。

明確だと言われていることは、世界にはすべての人のために十分な食料がありますが、食糧システムがうまく機能していないために多くの人々が未だ飢餓に苦しんでいるのが現状です。

今後の昆虫産業の展望

健康意識・環境意識が高い欧米の消費者を中心に昆虫食への関心が高まり、2010年代半ばから昆虫食の市場に新規参入するベンチャー企業が増加しています。最近の個人的なビッグニュースは、渋谷の再開発に伴い再オープンした渋谷PARCOに昆虫料理を扱う店が入ること。かつてはファッション文化の発信地だった渋谷PARCO。あれだけ敬遠されてた昆虫食がスタイリッシュな空間で提供されることになるとは、昆虫食が日常になることが近いことを感じさせます。

昆虫食開発に積極的に取り組んでいる企業は、昆虫の粉末を原材料に使った、昆虫の原型をとどめない加工食品を発売し、伝統食とは異なる新しい昆虫食の市場を形成し始めている。
2018年には、欧州連合(EU)が昆虫を食品として認可し自由な取引を承認したことから、今後市場が大きく拡大することが期待されています。

未来の主食になる昆虫食産業関連注目銘柄

6473 ジェイテクト

名古屋に本社を構えるトヨタグループの自動車部品製造会社。食用コオロギの事業化を目的に設立された徳島大学発ベンチャー企業、グリラスと業務提携。グリラスのコオロギ飼育技術とジェイテクトの強みであるIoT技術などを融合し、高品質なコオロギを量産する。食用コオロギは飼育時の環境負荷が牛などの家畜に比べて非常に小さいことから、将来の食糧危機の回避や持続可能なたんぱく源となることが期待される。
時価総額3,302億円 現在株価962円

7453 良品計画

皆さんご存じの無印良品を展開している会社。2020年5月、徳島大学と連携して開発したおやつ「コオロギせんべい」がネットで話題に。世界的には20億人がすでに昆虫を食べており、人口が増加していくと2050年には24億人の食糧が不足すると考えられているため、昆虫食の需要が高まると見られている。良品計画は2024年8月期売上高7000億(2021年8月期約4900億)、営業利益750億円を掲げており期待が高い。そして圧巻なのは2030年8月期にはなんと売上高3兆円、営業利益4000億円を目指すことを発表している。売上高3兆円というのは日本小売業ではセブンイレブン4.8兆円、ファミリーマート2.7兆円、「ユニクロ」のファーストリテイリング2兆円を凌ぐ規模となる。今後9年間で毎年20%成長が必須となる。3兆円を達成するとなると、1兆円近くを食品で売り上げることになる。わたしも動向に注視しています。
時価総額6,329億円 現在株価2,254円

まとめ

昆虫を原材料とする食品は通常の食品に比べ価格が高いことが市場拡大の阻害要因となっていたが、食用昆虫の養殖に力を入れる企業が増加しており、今後、原材料としての昆虫の供給量が増えることで、製品価格の低下が進むと予想される。それに伴い、昆虫食の開発や普及が更に進み、市場は拡大していくと見込まれています。

順張り投資家とーま

【Youtube】順張り投資で億り人を目指すチャンネル
【ブログ】順張り投資で億り人を目指すブログ
【Twitter】@junbari1984
【Tiktok】https://vt.tiktok.com/ZSJnnYrjp/ 

★使っているツール★
【TradingView】株式投資で勝つための最強無料ツール
【楽天証券】2020年新規口座開設数業界No.1楽天証券

【仮想通貨】口座開設で1000円分のビットコインGET

コメント

タイトルとURLをコピーしました