【株価100倍】半導体製造装置とシリコンウエハーに絞った最強半導体銘柄

9月14日の東京株式市場で日経平均株価が一時、前日比100円強高の3万0600円台まで上昇、2月に付けた年初来高値の3万0467円を上回って1990年8月以来約31年ぶりの高値水準まで上昇しています。新型コロナのワクチン接種の進展や自民党総裁選を前にした政策期待の高まりで投資家心理が改善しています。相場が大きく動く火曜日、わたしは反発上昇した大型株でスイングにて利益を積み重ねています。

半導体関連銘柄の現状
2021年も最強テーマ株間違いなし
半導体製造装置とシリコンウエハーに絞った最強半導体銘柄
まとめ

半導体関連銘柄の現状

まずは半導体とはなんなのかと、半導体の現状について、単的に解説します。

半導体とはスマホやパソコンをはじめ、ありとあらゆる電化製品に使われている電子部品のことを言います。ここ最近の半導体というとすでに日本企業は凋落してしまったようなイメージがあるかもしれません。確かに半導体メモリ市場では、かつて世界トップを誇った日本企業の姿はありません。しかし半導体製造装置や半導体材料のシリコンウエハーにおいては、未だに日本企業の独占状態となっています。

アメリカの半導体調査会社VLSIresearch社が発表した半導体製造装置メーカートップ15(2020年)では、4位に東京エレクトロン、6位にアドバンテスト、7位にスクリーンが入るなど、トップ15社のうち日本企業が7社を占めています。
最新のシリコンウエハーの世界シェア(2020年)では、信越化学工業が31.4％、SUMCOが24.4％となっており、日本企業トップ2社で市場全体の半分以上のシェアを誇っています。半導体関連といっても幅広いため、どの銘柄を買えばいいのか。日本株における半導体関連銘柄は、半導体製造装置とシリコンウエハーを手掛けている銘柄が主力であるということは絶対におさえておきましょう。

2021年も最強テーマ株間違いなし

2021年現在、世界的な半導体不足が実体経済にまで影響を及ぼす事態となっており、自動車生産が減産に追い込まれるなど影響が拡大しています。新型コロナ禍ではスマートフォンやパソコン、ゲーム機などの需要が急増しており、経済正常化によって半導体不足がさらに加速していることが要因となっています。
半導体市場の活況と半導体不足は、2022年にも続くことは確実です。WSTS（世界半導体市場統計）が2021年6月に発表した最新の世界半導体市場予測によると、2022年の半導体市場は+8.8％の成長で5,734億ドルとなり、2021年に続いて過去最高を更新する見通しとなっています。WSTSの2020年12月の予測では、2021年の成長率を+8.4％と予測していたことからすると、2022年には半導体市場の成長がさらに加速していくことが考えられます。世界に目を向けてみると、台湾の世界的半導体企業TSMCの時価総額は世界11位まで上昇しており、中国企業を除く東アジア企業で世界一の時価総額となっています。

半導体製造装置とシリコンウエハーに絞った最強半導体銘柄

8035　東京エレクトロン
世界4位の半導体製造装置メーカー
時価総額8兆7,299億円　現在株価55,530円

6857　アドバンテスト
半導体検査装置に強い半導体製造装置メーカー
時価総額2兆2,491億円　現在株価11,270円

7735　SCREEN
ウエハ洗浄装置で世界トップの半導体製造装置メーカー
時価総額5,481億円　現在株価10,790円

6146　ディスコ
半導体の研削・切断・研磨装置で世界トップシェアを誇る半導体製造装置メーカー
時価総額1兆3,095億円　現在株価36,300円

6920　レーザーテック
マスクブランクス欠陥検査で世界トップシェアの半導体製造装置メーカーのレーザーテックは、東証で最も人気の半導体銘柄です。株価は、2012年3月の上場以来、9年間上昇し続けています。2021年に入ってからも上昇が止まらず、直近1年間では最大+217％の上昇率、いわゆる株価100倍株となっています。
時価総額2兆6,692億円　現在株価28,310円