暴落時に本気で買いたい銘柄

国内外のさまざまな要因によって起きる株価の暴落は、投資をする以上避けては通れない道です。投資家は突然暴落が起きても慌てないように、冷静で正しい後悔しない対処方法をおさえておかなければなりません。

4つの原因で株価は暴落する
暴落時に本気で買いたい銘柄
まとめ

4つの原因で株価は暴落する

そもそも株価はなぜ暴落するのか。確認しておきましょう。株価の暴落は、株式の売り注文の急激な増加によって起こります。売り手が増える、つまり株の人気が下がれば、株価も下がるという仕組みです。逆に、買い手が増えればそれだけ人気が高まっているということなので、株価は上昇します。株式の売り注文が急激に増加する背景には、この4つの要因が考えられます。
１世界経済への不安
２企業の業績悪化、業績予想の下方修正、不祥事
３為替レートの変動
４自然災害や戦争

株価の暴落には、大きく分けてこの4つの要因があります。

1つめは、「世界経済への不安」。
不安感が、世界経済の見通しを暗くしてそれを警戒した投資家が株式を手放すパターンです。リーマンショックやコロナショックなどが該当します。この時、リーマンショックやコロナショックと直接関係のない企業の株式でも、市場全体の下落の動きにつられて売りに出されることがあります。

2つめは、「個別企業に起因するもの」。
影響力の強い巨大企業の不祥事などが明らかになり、個別株が急激に売られると、株価に深刻な影響を与えます。

3つめは、「為替レートの変動」。
輸出入に関わる事業を行っている企業では、為替レートの変動が株価に影響を与えることがあります。輸出企業にとって円安は株価上昇要因になり、輸入企業にとっては下落要因となります。逆に、円高は、輸出企業にとって株価下落要因になり、輸入企業には株価上昇要因になります。

4つめは、「自然災害や戦争」。
投資において、災害リスクや政治的なリスクも視野の外に置くことはできません。予期せぬ事態によって、株価の暴落が起きることがあります。

暴落時に本気で買いたい銘柄

6594 日本電産
半導体になくてはならない駆動回路モーターであるブラシレスDCモータで世界シェアNo.1。HDD用スピンドルモータで世界シェアの80%をはじめ、数多くのNo.1製品を世に送り出しています。原動力となっているのは、研究開発から製造、販売、企業運営に至るまでの総合力にあります。それぞれの分野で豊富な経験と深い知見を持つプロフェッショナルの存在が日本電産の大きな特徴です。世界で使用されている電力の50%以上をモータが消費しているといわれる状況の中、日本電産は高効率・高機能モータの開発・製造を通じて、世界の省エネと発展に大きく貢献。1973年創業で、創業者・永守重信氏の経営手腕を軸に積極的なＭ＆Ａで規模を拡大・成長していましたが、6月に関潤社長へ交代しており後継者CEOとして手腕が期待されています。
時価総額7兆3,790億円　現在株価12,375円

4661 オリエンタルランド
知らない人はいない、東京ディズニーランド・ディズニーシーを運営するオリエンタルランド。千葉県浦安市舞浜に展開する東京ディズニーランド・シーの入場料や園内物販・飲食が柱となっています。周辺のディズニー公認ホテル、商業施設イクスピアリなどを含め、「東京ディズニーリゾート」として運営しています。1983年開園の東京ディズニーランドや2001年開園の東京ディスニーシーの入園者数は世界有数。2020年は新型コロナの影響で一時休園、入場人数制限を実施していますが、2020年9月にランドで「美女と野獣」や「ベイマックス」など大型新施設がオープンしています。ディズニーシーでは来年2022年に「アナと雪の女王」の施設を開設予定。京成電鉄と三井不動産が大株主のオリエンタルランドは、暴落時に持っておきたい銘柄です。
時価総額6兆5,628億円　現在株価18,045円

まとめ

株価が暴落すると、多くの投資家は含み損を抱えることになります。現在の相場のように大きく下落した評価額を見てパニックに陥ることがあると思いますが、目先の安易な売買で損失を確定してしまってはいけません。損小利大の考えがあり早期の損切りは重要なのは間違いないですが、下がった株はその分上がります。一時的な暴落で狼狽売りするならそもそもその銘柄を買うべきではないと思います。

順張り投資家とーま