今から上がるアウトドア関連株3銘柄

アウトドアと聞くとなにを思い浮かべるか。コールマンやノースフェイスなどのブランド、キャンプ、ムラサキスポーツ、youtubeではヒロシチャンネルが注目されています。アウトドア関連銘柄は、スポーツ株の中で一人勝ちとなっており、今後もキャンプブームを背景に成長が続くと予測されています。

アウトドア市場の現状
アウトドア関連銘柄大きく上昇
今から上がるアウトドア関連株3銘柄
まとめ

アウトドア市場の現状

私はインドアです。今回はインドアの私がアウトドアの楽しさを解説していきます。
まず、アウトドア関連銘柄とは屋外で行うレジャーやスポーツに関する事業を手掛けている銘柄のことを言います。具体的には、アウトドア用品を手掛けるスポーツ用品メーカーやスポーツ用品店、アウトドアファッションを手掛ける銘柄などが該当います。
現在の日本国内のアウトドア市場は成長産業。矢野経済研究所が2020年12月に発表した2019年の国内アウトドア市場の推計によると前年比+3.2％増の5,169億円になったとのことです。特にキャンプ市場は急成長市場となっており、若年層からシニア層にいたる幅広い世代でキャンプ人気が続いています。家族や友人とのキャンプだけではなく、平日や冬季などの閑散期にひとりでキャンプに行く「ソロキャンパー」も増加しており、世代やライフスタイルを問わずキャンプブームが到来していると言えると思います。しかし、2020年のアウトドア市場は、新型コロナの影響から2019年比で-5.3％減の4,895億円にまで市場が縮小すると予測されており、2021年も2020年から横ばいになると推計されています。
ただこれはアウトドアスポーツや登山の減少幅が大きいためであり、比較的安全なレジャーであるキャンプは、むしろ新型コロナ禍においても成長予測となっています。

アウトドア関連銘柄大きく上昇

アウトドアは新型コロナ禍においても比較的安全な娯楽であり、新型コロナの影響があったとはいえ屋内スポーツ・レジャーに比べたらほぼ無傷同然です。相場をみれば一目瞭然ですが2020年から2021年にかけて、アウトドア関連銘柄は大きく買われており、新型コロナ相場で強い隠れテーマ株の一つとなっています。エンタメ系のテーマ株としては、アウトドア関連銘柄はゲーム株と並んで新型コロナに強い勝ち組テーマ株、となっており、屋内スポーツ・イベントを手掛けるエンタメ株とは一線を画している状況です。今後ワクチン接種が拡大して、新型コロナが収束してくれば、アウトドア全般にさらなる特需が発生することも期待できるため、アウトドア関連銘柄が一段高になることも十分に考えられます。
いずれにしても、キャンプブームを背景にアウトドア市場が成長を遂げていることは確かであるため、新型コロナ相場で買われている成長株も、売られている出遅れ株もしっかり押さえておくようにしましょう。

今から上がるアウトドア関連株3銘柄

7309 シマノ
シマノは、自転車や釣り具に強い、東証一部を代表するアウトドア関連銘柄です。海外高級自転車に強みに持っており、アウトドア関連銘柄の代名詞と言っても過言ではありません。新型コロナ相場で株高となっていますが、業績は絶好調で、現在増収増益を続けています。最低投資金額が200万円超えと高めであることが唯一のネックです。
時価総額3兆1,720億円　現在株価34,210円

7816 スノーピーク
スノーピークは、キャンプ用品の製造・販売を手掛けるアウトドア関連銘柄です。キャンプブームがアウトドア市場の成長を支えていますが、キャンプ用品を手掛けている銘柄は、スノーピーク以外には見当たりません。コロナショック以降株価は10倍以上の上昇となっているため、高値警戒感が出てきていることには注意が必要ですが、まだまだ順張りで利益が狙えると思います。
時価総額1,104億円　現在株価5,790円

8281 ゼビオホールディングス

ゼビオホールディングスは、スポーツ用品店「スーパースポーツゼビオ」でアウトドア用品を扱っていることから、アウトドア関連銘柄に位置付けられています。この数年間は下落が止まらず、新型コロナでスポーツ全般が打撃を受けたこともあり、コロナショックで大きく下げてからも反発が限定されています。ただ、配当利回りは3％を超える高配当銘柄になっており、アウトドア関連銘柄の中では最も高くなっています。配当金目的でアウトドア関連銘柄に投資したいかたには一押しの銘柄です。

時価総額564億円　現在株価1,177円

まとめ

キャンプを始めとするアウトドアは感染リスクが比較的安全であることから、新型コロナの影響は軽微に留まっており、アウトドア関連銘柄はスポーツ株の中では一人勝ちとなっています。2020年には「ソロキャンプ」が流行語大賞に選ばれるなど、アウトドア市場はキャンプブームがけん引している状況です。また安全とは言われていても、新型コロナでアウトドアを控えている人は少なくないと思われるため、アウトドア関連銘柄は新型コロナ収束後に一段高になってもおかしくはありません。今後も、アウトドア関連銘柄の動向は要チェックしておきましょう！

順張り投資家とーま